勢い、大事です。
でも、勢いだけでは勝てません。
前回は、その話をしました。
【第1話】個人ビジネスで勝つ三原則「力」編
このビジネスの中心は、
中古商品の相場を捉えて仕入れリサーチをすること。
そして相場を捉えるとは、
「相場を当てる」ことではなく、相場を外す原因を拾うこと。
拾えないなら“不確定”として危険を値段に織り込むこと。
この“力”がないまま仕入れをすれば、
それは勝負ではなく、賭けになります。
大企業が本腰で参入して来ないのも、
AIが万能になれないのも、
この相場判断が「情報欠損」と「例外」だらけで、
育成にも判断にも重さが出るからでした。
そして前回の最後に出てきた言葉。
「個人は、小回りが利く。」
今回はここが主役です。
【第2話】個人ビジネスで勝つ三原則「小回り・スピード」編。
時代はVUCAです。
予測が効かない。
計画を立てて、その通りに進めても、外れます。
予測が立てられないのですから、
当然です。
そして、
正解を探してから動く。
これもその時点で、もう遅い。
だから必要なのは、仮説です。
・仮説を立てる。
・動く。
・外したら直す。
・また仮説を立てる。
この反復でしか、前に進めません。
ここで重要になるのがOODAです。
・見て、状況を捉える。
・判断して、動く。
そして、すぐ直す。
この回転が速いほど、強い時代。
中古市場は、まさにこの世界なのです。
つまり中古は、「速い人が勝つ」市場です。
正確さだけでも足りない。
速さだけでも危ない。
正確さと速さ、両方が必要です。
では、なぜ企業は遅くなるのか。
企業が遅いのは、
能力が低いからではありません。
組織やチームで取り組む以上、
意思決定に時間が掛かるのは当然。
確認や合意が必要になるからです。
一方、個人は違います。
決める人が自分。
動くのも自分。
直すのも自分。
だから速い。
そして、修正にも時間が掛かりません。
ただ個人にとって時間が掛かるのは、
別のところです。
本業や家族によって左右されたり、
自分の都合による、止まっている時間。
つまり、自分の怠惰です。
ここを認められるかどうかで、
結果が分かれてしまうのです。
小回りとは、才能ではありません。
速さとは、性格でもありません。
やるか、やらないか。
それだけです。
では、スピードを利益に変えるにはどうすればいいのか。
答えは一つ、迷う時間を短くすることです。
迷いをゼロにするのではありません。
迷う時間に、期限を付ける。
判断を速くするには、基準が必要です。
そして基準は、先に決めておく。
買う条件。
見送る条件。
追加で確認できたら買う条件。
この三つを、自分の中に作っておく。
そうすれば、迷いは短くなります。
売り切るのも同様です。
STOPかGOか。
その判断基準をあらかじめ用意しておく。
ここが決まれば、動きが速くなります。
ただし、注意点があります。
速さが「賭け」に変わる瞬間です。
第1話で言った通り、
“力”がない速さは危険です。
不確定が見えているのに、
見ないフリをして買う。
これは速さではありません。
ただの勢いです。
不確定は、不確定として扱う。
織り込めないなら、見送る。
速い人は、買うのが速いのではありません。
見送るのが速いのです。
スピードとは、作業ではなく
“判断→行動→修正”、
そして“着手”の速さです。
企業は組織上、ここが遅くなりやすい。
AIも情報欠損と例外の前では、
最後の判断が難しい。
だから個人が勝てます。
ただし個人が遅くなる原因も、
はっきりしています。
会社や家族。
それに自分自身。
個人で行うビジネスは、
小回りとスピード感が大事。
ここから逃げない人ほど、伸びます。
今回は、ここまで。
それでは、また。
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