昨夜、WORKSHOPへ申し込まれた方から、
こんなメッセージをいただきました。
「仕入れやリサーチが自己流に偏っているので、
他の方法も模索したいと思いました。」
正直、この方は伸びると思う。
自分のやり方を疑えているからです。
■ 疑えない人が、いちばん危ない
多くの人は、自分のリサーチを疑いません。
メルカリ、ヤフオク、ラクマ。
今日も同じように開いて、同じように探して、
それでも見つからない。
なのに、疑うのは「探し方」ではなく、
「自分の努力の量」なんです。
もっとリサーチすれば、見つかるはずだ、と。
だから、間違った方向に、
努力の量だけを増やしていく。
毎日、何時間もかけて、成果は出ない。
頑張っているのに、報われない。
そして、多くの人がここで辞めます。
「自分には向いていなかった」が
自分で導き出した答えになってしまう。
でも、本当は向き不向きの話ではないのです。
疑えなかった。ただ、それだけなのです。
■ ノウハウを変えても、また同じ場所に戻る
では、リサーチのノウハウを疑えばいいのか。
ここも、少し違います。
世に出ているリサーチのノウハウは、
そのほとんどが、ソート、絞り込み、並べ替え、傾向読み。
要するに、
「リサーチ」を効率化しているだけ。
だから、ノウハウを乗り換えても、
やっていることは同じなんです。
やり方を変えても、また同じ場所に戻ってくる。
実際にリサーチ方法やリサーチする場所、
それにツールを変えても結局同じだった。
・・・・そんな経験、ありませんか。
■ 本当に、仕入れの手が止まる原因
では、なぜ仕入れられないのか。
理由は、探し方ではありません。
相場を知らない。
いくらで売れるか、分からない。
どれくらいのスピードで売れるかも、想像できない。
目の前に商品があっても、
「これ、買っていいのか」の判断ができない。
だから、指が止まる。
「もしかしたら~」と思いつつも
スルーする。
最後の『購入する』が押せない。
入札金額が低過ぎる。
そんなことが起きるのです。
リサーチが足りないから、
止まるのではありません。
判断する基準がないから、
止まってしまうのです。
■ 「売れないから、売れない」というループ
この相場感は、知識だけで覚えるものではありません。
売って、初めて身につくものです。
一つ売れる。
だから、その相場が分かる。
分かるから、次に同じ判断ができる。
判断できるから、また仕入れられる。
そして、また売れる。
経験者は、このサイクルを回しています。
売れるたびに、扱える商品の幅が広がる。
幅が広がるから、リサーチしても
「あ、これは分かる」が増えていく。
だから、どんどんスムーズになる。
逆に、売っていない人は、
このサイクルに一度も入れていない。
分かる商品が少ないまま、探し続けている。
売った経験がないから、相場が分からない。
相場が分からないから、仕入れられない。
仕入れられないから、売れない。
売れないから、また経験が積めない。
「売れないから、売れない」。
この負のループに、はまっているのです。
■ 止まる人ほど、自分を疑い始める
さらに、やっかいなことがあります。
売った数が少なかったり、
仕入れた商品が売れなかったりすると、
人は、自分のリサーチや、選んだ商品に、
疑問を持ち始めます。
「このやり方で、合っているのか」
「この商品で、よかったのか」
そして、その疑問が、次の指を止める。
迷いながらでは、仕入れられません。
これが、仕入れができなくなる
一番の原因なのです。
ーーー気づいたでしょうか。
冒頭で、私は
「自分のやり方を疑えるのは、いいことだ」と言いました。
でも、ここでの疑いは、
逆に足を止めている。
同じ「疑う」なのに、
一方は前に進ませ、
一方は、その場に縛りつける。
その分かれ目が、
さっきの「判断の基準」なんです。
基準がある人の疑いは、
「次のアクション」につながります。
基準がない人の疑いは、
「自分への不信」と負のスパイラルに陥るだけ。
これが現実なのです。
■ すべてを変えるのは、たった一回の「事実」
では、どうすれば、この負のループから抜けられるのか。
最初から『差額が出る商品探し』の
リサーチ方法から入らない。
まず、売れる商品の「見つけ方」を学ぶ。
自己流の手探りではなく、
相場、売値、回転で判断する基準を、先に持つ。
その基準で、「これは売れる」と分かって、仕入れる。
当てずっぽうではなく、根拠を持って選ぶ。
だから、指が止まらない。
そして、それが、実際に売れる。
ここが、決定的なんです。
「売れると思って選んだものが、本当に売れた」
この、たった一回の事実。
これが、頭の中の相場感を、
知識から「確信」に変えます。
一度「分かって、売れた」を経験すると、
次に似た商品を見たとき、判断が速くなる。
扱える幅が、一つ広がる。
これを繰り返すたびに、
リサーチは、どんどん軽くなっていくのです。
多くの人は、この「最初の一回」に、
自力でたどり着けないまま、辞めていきます。
逆に言えば。
その最初の一回さえ経験できれば、
あなたも、あのサイクルに入っていけるのです。
■ 最後に
昨日の彼が「伸びる」と思ったのは、
彼の疑いが、外を向いていたからです。
「他のやり方を模索したい」。
あれはきっと、新しいリサーチ術がほしい、
という話ではなかったと思っています。
根拠を持って選んで、それが売れる。
その「最初の一回」を、彼は求めていたのだと思います。
あなたに足りないのも、
リサーチの量ではないのかもしれません。
売れると思って選んだものが、売れる。
その一回なのでは、ないでしょうか。
正しい経験値を積み上げること。
これが稼ぐ額にもつながります。
今回は、ここまで。
それでは、また!
【追伸】
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