【14か月ぶりの昨対プラス】10月のヤフオクで動いていたのはフィルムでした。

こんにちは、やまとです。

昨日お届けした10月度の販売件数レポート。

 

今回は、その中身を読み解いていきます。

 

10月のカメラ光学機器カテゴリの

販売件数は138,877件。

 

前年同月比は98.3%、前月比は102.9%でした。

 

昨対割れは、2月から9か月続いています。

 

ただ、9月から10月にかけての伸びは、

2018年から2025年の平均でちょうど102.9%。

 

季節の動きとしては平年並みで、

10月だけが特に弱かったわけではありません。

 

気になるのは、出品数。

 

11月1日時点の出品数は438,559件で、

前年の1.09倍。

 

販売件数は前年を下回っているのに、

出品数は増え続けています。

 

その結果、回転率(販売件数÷出品数)は

8月の33.5%から32.4%、31.7%と、

2か月続けて下がりました。

 

1万円以上は、前年並みでした

 

価格帯で分けると、

もう一つはっきりしたことがあります。

 

1万円以上の販売件数は、前年同月比100.6%。

 

全体が減っている中でも、

前年並みを保っています。

 

減っているのは1万円未満で、

前年同月比96.9%でした。

 

価格帯の中で前年を上回ったのは、

1〜3万円(102.7%)だけです。

 

デジタル:コンデジとミラーレスで、中身が分かれました

デジタルカメラ全体の販売件数は、前年同月比101.3%。

数字だけ見れば、ほぼ前年並みです。

 

ところが中を開けると、

伸びているカテゴリと落ちているカテゴリがはっきり分かれていました。

 

まず、コンパクトデジタルカメラです。

 

販売件数は31,990件で、前年同月比105.7%。

9月に続いて、2か月連続のプラスです。

 

12か月移動平均は、

2018年以降で最も高い水準になりました。

 

それでも、手放しでは喜べません。

 

出品数は53,466件で、前年の1.29倍。

 

回転率は59.8%で、

前年10月は73.0%でした。

 

5月の82.6%から、

5か月続けて下がっています。

 

販売件数の伸びより、

出品数の伸びのほうがずっと大きいのです。

 

次に、ミラーレス一眼です。

販売件数は4,495件で、前年同月比93.1%。

6月から5か月続けて前年を下回りました。

 

出品数は前年の1.24倍。

 

回転率は33.3%で、

前年10月の44.3%から11ポイント下がっています。

 

5万円以上の販売件数は、前年同月比87.8%でした。

 

デジタル一眼レフも、前年同月比91.8%で、5か月連続の前年割れです。

 

フィルム:14か月ぶりに前年を上回りました

 

フィルムカメラは、デジタルとは反対の動き。

 

販売件数は34,560件で、前年同月比100.2%。

2025年8月以来、

14か月ぶりに前年を上回りました。

 

前年同月比は、

6月の88.8%から4か月続けて上がっています。

 

出品数は68,710件で、前年の92.5%。

 

出品数が減っているのに、

販売件数は前年並みです。

 

回転率は50.3%で、

前年10月の46.5%から上がりました。

 

 

価格帯で見ると、違いはさらにはっきり。

 

フィルムカメラは、

すべての価格帯で前年を上回りました。

 

10万円以上は前年同月比106.6%。

 

同じ10万円以上でも、

デジタルカメラは91.4%でした。

 

高い価格帯で販売件数を伸ばしているのは、フィルム。

 

レンズ:2018年以降で、いちばん少ない10月

 

レンズ全体の販売件数は28,212件。

 

前年同月比91.0%で、

11か月続けて前年を下回りました。

 

2018年以降の10月としては、

最も少ない数字です。

 

AFレンズは90.3%、MFレンズは90.2%。

 

今月はAFもMFも、

そろって前年の9割まで下がっています。

 

回転率は30.6%で、

前年10月の34.3%を下回りました。

 

 

この3か月で見えてきたこと

 

8月から10月までを並べると、

デジタルとフィルムで逆のことが起きています。

 

デジタルは、出品数が増えて、回転率が下がっている。

フィルムは、出品数が減って、回転率は50%台を保っている。

 

デジタルカメラ全体の回転率は、

8月の49.2%から45.7%まで下がりました。

 

フィルムカメラは、51.6%、50.3%、50.3%と、

ほとんど動いていません。

 

9月にも同じ傾向をお伝えしましたが、

10月はそれがよりはっきりしました。

 

回転率で見た、いまの狙い目

 

この数字から、

いま注目しているカテゴリを2つ挙げます。

 

一つ目は、フィルムのMF一眼レフです。

 

回転率は66.0%で、

フィルムの小カテゴリの中で最も高い数字です。

 

今年に入ってから、

9月を除いて60〜70%の範囲で推移しています。

 

出品数は前年の92.2%、

販売件数は前年同月比98.5%。

 

1万円以上に絞ると、107.1%と前年を上回っています。

 

 

二つ目は、フィルムコンパクトカメラです。

 

販売件数は9,975件で、前年同月比113.1%。

 

3か月続けて前年を上回りました。

 

出品数は、

6月から2.0万〜2.2万件のあいだでほぼ横ばいです。

 

出品数が増えないまま、

販売件数だけが伸びている。

 

1万円以上の販売件数は、前年同月比124.9%でした。

 

 

フィルム一眼レフのAFも、

販売件数は3か月連続で前年を上回っています。

 

ただ10月は出品数が前月から14%増えて、

回転率が46.3%から42.9%に下がりました。

 

こちらは、もう1か月様子を見たいところ。

 

ひとつ付け加えておきます。

ここで挙げたのは、

あくまでカテゴリ全体の平均です。

 

回転率66%のカテゴリの中にも、

出してすぐ売れる機種もあれば、

何か月も残り続ける機種もあります。

 

カテゴリの数字で方向を決めて、

その中で何が実際に売れているのかを確かめる。

 

この順番で見ていくと、

数字が仕入れの判断に使えるようになります。

 

11月と、この先の見通し

 

過去10年、

10月から11月にかけての販売件数は、

平均で97.1%になっています。

 

これを当てはめると、

11月は約13.5万件。

 

前年同月比は95%前後になる見込みです。

 

前年の11月は141,501件と高い月でした。

 

ここを下回ると、

12か月移動平均は10か月連続で

下がることになります。

 

このまま推移すれば、

2026年の年間販売件数は約167万件。

 

前年比で97.5%前後と見ています。

 

市場全体が少しずつ縮む中で、

デジタルは出品数が増えて売りにくくなり、

フィルムは出品数が減って仕入れにくくなっている。

 

どちらのカテゴリを扱っているかで、

この冬の動き方は変わってくるはずです。

 

そして、もう一つ。

 

売れているカテゴリと、

売れる商品は同じではありません。

 

だからこそ、カテゴリ全体の傾向を知ったうえで、

個々の商品の販売状況を調べること。

 

それが重要だと思います。

 

 

詳しい資料。

 

19カテゴリの販売件数、

価格帯別の内訳、

出品数と回転率は、

10月度レポートにすべてまとめています。

 

▼10月度レポートのダウンロードはこちら

https://truscon.net/360l

 

 

今回は、ここまで。

それでは、また!

 

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<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。

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