見るのは商品ではなく、“人”? ~
PART1,2は読まれましたか?
読まれていない方、
重要な話なので
是非、お読みください。
いよいよ本日は
第3話目。PART3.
オーバークオリティの話です。
過剰品質。
例えば、車だって
年々古くなるから買い替えをします。
買い替えをされるから
新車も売れる。
それが、
いくら走っても
いくら年式が古くなっても、
壊れず、品質も保たれ、
見た目も新車のままであれば、
新車は売れません。
年式相応に適度に
古くなり、
“適度”に傷むから
新車に買い替える人は多いのです。
だけど、これが
1年、1万キロで故障が多発、
古びた感じになって走れなくなる様では
信用は無くなり
新車も売れません。
かといって、
品質を保つために、
車自体がナン千万もするようになれば、
それはそれで売れないのです。
“適度”ってあるってこと。
品質は過剰でも不足でも
商売って成り立たないのです。
では、「カメラ転売」において
オーバークオリティって
どんな話でしょうか?
これ以前もお話しましたが、
カメラファンがカメラ転売をされる時に
陥りやすい間違い。
自分がニワカに知っているからこそ、
よりいい状態の商品だけを探したくなる。
いい状態の商品をいい商品として
転売をしようとされるから、
商品を見つけられない。
利益も出ないってことになるのです。
読まれていない方、
今一度、思い出してください。
【転売の基本は、原石を見つけること!】
リンクが多くてすみません。。。
ただ、これは
カメラファンの方が
「カメラ転売」をはじめた時に
限っての話じゃない。
最近は、初心者の方も
陥りやすいのです。
確かに、
いい状態の商品を売りたいと思うのは
決して悪い事ではありません。
いいことです。
だけど、ビジネスの本道を無視して
ボランティアになってしまっては
自分の生活も成り立たず、
ビジネスとしても継続出来ません。
利益を求めることを
忘れてはならないのです。
でも、利益だけを求め、
状態が悪い商品をいい商品と
偽って売ったり、
煽ってる売ってもいいかと言えば、
それはそれで間違っています。
やっぱり、ここにも
“適度”ってあるのです。
その“適度”って自分が決めることじゃない。
お客様が決めることなのです。
つまり、人を見ていなければ
“適度”ってこともわからない。
“適度”がわからないから
単純にいい状態の商品だけを売ろうとして
自分ばかりが“損”をしてしまう。
または、
安く売ればお客様は満足するだろうって
考えてしまうのです。
そりゃお客様だって
いい状態の商品がいいに決まっています。
わざわざ騙されたと思いたくもないし、
壊れた商品を求めているわけでもない。
(研究、修理の為のJUNK品を求める人以外)
いい状態の商品を求めているのです。
だけど、いい状態の商品だけを求めるのであれば、
新品の商品の方がいい商品です。
いくらいい状態の商品であっても
中古の商品はあくまでも一旦人の手に渡った商品。
新品の商品以上とはなりません。
ですから
アンティーク、クラッシックカメラやレンズを
求めている人以外、
中古の商品を求める人は、
新品の商品よりも安いってのに惹きつけられているのです。
つまり買われるお客様は
新品の商品を
中古の商品に求めていない。
どこかに異常があったり
どこかに傷があったり、
それは、それで中古の商品だから、
しょうがないかと思っているのです。
ただ新品にはない
安さに魅力は感じているはずなのです。
「じゃあ、やっぱり安ければ安いほど、
お客様は満足するのでは?」と
思われる方がいますが、
それはそれで違うのです。
中古の商品には、
中古市場で流れる
中古価格での相場ってあります。
その相場価格は
新品価格よりも安いはずです。
ですから、中古相場の価格でも
お客様は満足されているということ。
相場価格で売れているのが
何よりの証拠。
満足されていなければ
売れることはありません。
上を見ればキリがないし、
下を見てもキリがない。
“適度”だからこそ、
相場価格なのです。
「だったら、よりいい商品の方がいいでしょ?」
それはそうなのですが、
いい状態の商品であれば、
当然、価格も高くなる。
あまりにも新品価格と近ければ、
中古商品よりも新品の商品を求められます。
それを安く提案しようと思えば、
今度は売り手の利益は無くなってしまう。
もちろん、いい状態の商品で
安い商品が
市場に溢れていることもないのです。
当然、仕入れることも困難です。
これではビジネスは成り立ちません。
そもそも、
お客様が求めているのは
100%じゃないのです。
“適度”な状態、
“適度”な価格。
ここを求めているのです。
なのに、初心者の方は
自分が言われたくない。
クレームをもらいたくないと、
目がお客様ではなく
自分の保身に向いている。
だから、いい状態の商品をと
中古の商品でありながら
新品の商品のクオリティを求めるという
矛盾が発生してしまうのです。
それではビジネスは成り立ちません。
お客様が何を求め、
何に関しては妥協されるのか。
この“適度”のさじ加減が重要。
これはお客様を見ていないと
いつまで経ってもわかりません。
人は満足したい動物。
満たされたいのです。
それは、あなただけではなく
お客様も同じ。
お客様が満足され
自分がビジネスとして成り立つ適度”
ここを見極めて参りましょう!
ただ、この話も3話に渡って
お伝えしていますが、
売れる商品であることは大前提。
売れない商品では
いい状態の商品であろうとも、
悪い状態の商品であろうとも、
そして、
いくら安くても、
売れない商品は売れませんからね。
お忘れなく!
今回は、ここまで
それでは、また!
【追伸】
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