Zoom時代の産物

日経とスポーツ新聞。

 

自分が初めて営業に出たのが

30過ぎになってから。

その時の上司が教えてくれたのです。

 

日経ばかりの情報じゃ

営業は務まらない。

 

スポーツ新聞や週刊誌の話題にも

触れられる様に。と!

 

バカまじめで営業の仕事なんて

やったことも無い私は、

兎に角、業界紙の切り抜きを持って

営業先に見せたり、

情報を持って営業先に出ていたのです。

 

実は私、営業の同行もしたことなく、

最初から一人で営業に行かされていた。

 

そんな状態だったから、

何を話せばいいのかわからなかったし、

何を話題にすればいいのかも知らなかった。

 

だから営業先に行って、

自分の会社名と名前を名乗ったら、

「暑いですね、この記事知っていますか?」と

こんな感じだった。

 

そんな私に上司が言ったのは、

スポーツ新聞と経済新聞の話。

 

よくよく考えれば

自分の所に来ていた営業マンも

本題に入る前に話があったし、

本題は3分、その前の話が30分なんて方もいた。

 

ところが販売員(店員さん)をしていると

その本題に入る前の話題なんて

その概念がないのです。

 

ほら服を買いに行って、

店員さんから、

「昨日ジャイアンツ勝ちましたよね」

なんて話しかけられることなんてありませんよね。

 

話の流れで話題に上がったとしても、

接客アプローチからそんな話をする人は

かなりの高等テクニックを持った人ぐらい(笑)

ほとんどいないはずです。

 

私はあんな感じで営業を始めたぐらい

営業という仕事を知らなかった。

 

ところ営業先のが建設業の社長なんて

話好きだし、

そんな話(本題前)を待っている人もいたぐらい。

 

そこに本題しか話をしない私。

 

自分のデスクで

せっせと新聞を切り抜いていた私を見て、

上司が掛けた言葉だったのです。

 

「なるほど!」と思ったのです。

 

ただ、この話(本題前の話)が

相手の警戒心を解き、

頭を柔らかくする働きもあることは、

後から知った。

 

日本の営業文化と言うか、

名刺に対する考え方も含めて

「日本らしい」ところではあります。

 

 

ところが、今のご時世、

人との接触を8割削減の呼びかけによって

人と会うことも少なくなった。

 

私もクライアントと

Zoomを使う様になって1ヶ月ぐらい。

 

「今度、また飲みに行きたいね。」

という言葉で

毎回Zoomは終わる様になったのです。

 

 

ただ、このZoom。

間が持たないんですよね。

 

本題に入る前の話題が続かない。

 

スカイプほどタイムラグもないし

音声も聞き取り易い。

 

だけど、会話というよりは

一方通行をお互いにしているという感じ。

 

画面を見ながらだから

会っている時と変わらない。なんて

言う方がいますが、確実に違う。

 

間が持たないのです。

 

そうなると、

「さて、」という

話を切り出すタイミングが早くなり

ほとんどが『本題』になるのです。

 

そうなると話をしている時間も

ほぼほぼ30分で終る。

 

今まで1回訪問すると

2時間ぐらい掛かっていたのが

ウソみたいになるのです。

 

例えば、訪問をすると

私はまずMacを立ち上げ

メモを取ろうとする準備をする。

 

その時にお茶が出されて

お礼を言ったりする。

 

すると社長から

「昨日の中日の負け方は酷かったな~」

なんてまずは野球の話題から入る。

 

それから車の話題や

季節の話題。

 

時には芸能人のスキャンダルの話題等々。

 

充分に頭を柔らかくしてから

現状の話を聞き出す感じ。

 

ところがZoomになると

そんな前置きもなく、

本題に入るのが早いのです。

 

だから2時間掛かっていたのが

30分で終るのか!

 

そう思うでしょ?

 

それだけじゃないのです。

 

早くなるのは前置きが無いからだけではなく、

Zoomが始まる前に既にすでに話は終わっているから。

 

自分で問題点を見つけ

解決策まで考えられていることが多いのです。

 

大体、コンサルのお仕事は

社長の悩みや問題を聞き出し、

解決策を一緒に考える仕事。

 

時には他社の成功事例を提案したり、

そんなお仕事なのです。

 

だから悩みや問題点が

しっかり把握出来ていれば、

自ずと解決策は見つかるもの。

 

だから社長が独り言の様に

報告されるのを聞いているだけなのです。

 

そして私が、

「解決出来ているじゃん!」というと

笑顔になって、ほぼ終わる。

 

だいたい私のクライアントは

経営者というより、

職人気質の方ばかり。

 

だから、

「俺の背中を見ろ」って方ばかり。

 

最初はZoomも、

「嫌だ、嫌だ」と言われていたのです。

 

ところが

これで3週ほど行っているのですが、

この「人に会えない事」が、

思わぬ“産物”を生んでいるのです。

 

今日の話は、『カメラ転売』とは

関係ない話かもしれませんが、

今の境遇の中でも

悪いことばっかりじゃないって事。

 

新たに生まれることもあるのです。

 

暗くなってばかりじゃ

いいことを見ることは出来ません。

 

シッカリ今の状況の中でも

“見つける”ことを意識して参りましょう。

 

今回は、ここまで

それでは、また!

 

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■2014年夏

ネットビジネス、カメラ転売に取り組む。

初月10万円

■2015年春

カメラ転売で月収100万円を超える。

カメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を開講。

■2017年夏

ゴールデンルールセミナーに登壇

■2018年冬

最高月収1600万円を達成

 

<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。

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