ビジネスはシェア争いである! その1

ビジネスはシェア争いである!

 

これって私が

営業時代に部下に言い続けてきた言葉なのです。

 

 

よく「新規顧客の開拓」と言われますが、

新規顧客自体、丸っきり新しいことを始めようとされるのではなく、

既にどこかの会社にお世話になっているはず。

 

そのどこかの会社というのは

ライバル会社。

 

そこから仕事を奪い取るのですから

並大抵のことではお客様は振り向かないのです。

 

 

でも営業である以上、

それが仕事。

 

しかも商品の価格やメリットデメリットなんて

各社それほど変わらず、

それ以外で選択されている場合が多いのです。

 

 

例えば立地。

 

家や事務所が近い。

アクセスがしやすい。

 

例えば、人。

 

担当営業の人柄。

対応スキル。

 

例えば、会社。

方針等々が自社とマッチ。

 

等々・・・・

 

時にはお客様の不満不安を聞き出すことも

重要で、

何が決め手となっているのかを把握し、

打開策を見つける。

 

基本、営業が自分で打開策を見つけられれば

それで問題は無いのですが、

見つからない場合は、

話をしながら打開策を見つける。

 

時にはホワイトボードを使い、

書き出しながら

狙い目を見つけ出す。

 

そして1社1社切り崩す。

 

 

営業活動エリアの市場からすれば

シェア1%にも満たないかもしれない作業で、

時にはコンマ数パーセントの時もあるのです。

 

ただシェア1%であったとしても

毎月1%のシェアを切り崩せば、

1年間で12%のシェアを拡大できる。

 

パイは決まっているので、

その中の10%以上のシェアが

たった1年間で増えるとなれば

これは自社にとっては大きなことなのです。

 

 

とまぁ、営業時代の話です。

 

だけどビジネスにおいて

シェア争いは避けては通れないはずなのです。

 

 

それはどんなビジネスでも一緒。

 

カメラ転売でも同じなのです。

 

 

考えてみてください。

 

カメラ転売であっても

中古のカメラやレンズを求めるカメラファンが

極端に増えることは

何らかの外的要因が加わらないと

爆発的に増えることはないのです。

 

ということは今のカメラファンを

どう切り崩すのか。

 

そう考えれば、

カメラ転売もシェア争い。

 

自分から買って頂けなければ、

他の方から買われるだけ。

 

やっぱり、この市場も競争なのです。

 

 

しかも中古のカメラやレンズと言っても

商品の価格や状態に

それほど“差”はなく、

 

状態が悪ければ

悪い状態での相場価格があり、

状態が良ければ

良い上程での相場価格が存在するだけなのです。

 

そうなるとお客様の決め手は何か!

 

ここを考えなければ

これからの中古カメラ市場では

生き残れないのです。

 

 

例えば、「カメラのキタムラ」は

それだけでブランド力があります。

 

全国展開をしていてる

店舗の強みもあります。

 

しかし、私達には

その強みが無いのです。

 

 

なのに、私達は

「カメラのキタムラ」から仕入れ、

転売ビジネスも成立させています。

 

 

これが「カメラのキタムラ」の

弱みであり、

私達の強みでもあるのです。

 

 

それは自社のブランディングを守るために、

お客様のことを見ていないということ。

 

お客様が何を求め、何なら妥協をする。

 

お客様が選ぶ基準ではなく、

自社のブランドを守ろうとしている為に

基準も一元化。

 

当然多くの社員が

ある一定基準で査定を行うから、

商品自体の価値も

消去法で見出そうとするからなのです。

 

 

例えば、5㎜程度のキズ。

 

このキズがあることによって

Aランクではなく

ABランクもしくはBランクの商品に

なったりします。

 

いくら商品の状態が良く

質感も保たれ、

動作に問題はなくてもです。

 

 

しかし、このキズが

ペンタ部にある場合と

底面にある場合では、

その商品の印象はまるっきり違います。

 

ペンタ部とは

一眼レフカメラの上部。

 

屋根型に盛り上がった部分で

カメラ本体では一番目立つところです。

 

確かに、このペンタ部に5㎜程度のキズがあれば、

その商品を避けるお客様は多いかもしれません。

 

ただ同じ5㎜のキズでも底面であれば

妥協されるお客様も多いはず。

 

しかしながら、底面にあった場合でも

Bランクとランク付けを行った時点で

「この商品の状態は良くない。」と

判断されるお客様は多いのです。

 

 

つまりお客様が考える商品価値と

自社が考える商品価値とのギャップ。

 

ランク付けがお客様に与える印象。

 

ここが大手企業が

埋めようとしても埋められない

弱みなのです。

 

 

そこを、お客様が求めていることを知り、

正確にお客様が知りたい情報を伝える。

 

この作業を行うことによって

商品の価値を引き上げるのです。

 

つまりお客様の声を聞き、

お客様の要望に応える。

 

このフットワークよく

小回りが利く点。

 

これが今のカメラ転売には

必要なことでシェアの切り崩しが

可能な部分なのです。

 

 

例えば、昨年末に知り合った

アンティークカメラのコレクターの方。

 

話を聞くと

「俺はカメラのキタムラじゃ買わない。」と

ハッキリ答えられました。

 

その理由を尋ねると、

「フツーで高い。」

 

「良い状態の商品が高いのはアタリマエ。

それフツーの話。

それじゃ探す楽しみもない。」

 

曰く、

「こんないい物がこんな価格で手に入った!」というのが

コレクターの楽しみらしい。

 

 

そんなカメラファンもいるってのは

カメラ転売も奥が深い!のです。

 

そして、

 

そういったカメラファンの期待に

応えるだけでもシェアの一旦は

担えるはずなのです。

 

 

もちろんカメラのキタムラに勝とうなんて

とても考えることも出来ません。

 

ただ、大手だからと

漫然と買っているカメラファンを

ホンの少し、

0.00〇%でも

攻略出来れば私の生活は潤います。

 

 

そしてヤフオクの中、

メルカリの中では勝ち続けるしかありません。

 

この辺りは

シェア争いと同時にサバイバルゲームでもあるのです。

 

 

今や完全なブルーオーシャンでのビジネスは

存在しません。

 

どこかの何かとシェア争いを行っています。

 

結局、競争なのです。

 

ただ1番になる必要もなく、

生き残り続けるだけで

個人ビジネスはいいのです。

 

この生き残るのが

ホントは難しい。

 

なぜならお客様は

常に比べているから。

 

比べられている以上、

勝たなきゃ生き残れない。

 

そう考えると

やっぱり競争なのです。

 

ビジネスですから

避けては通れないところです。

 

ビジネスはシェア争い!

 

このシェア争いの中で

生き残るヒントを明日も

お伝えします。

 

今回は、ここまで

それでは、また!

 

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■2014年夏

ネットビジネス、カメラ転売に取り組む。

初月10万円

■2015年春

カメラ転売で月収100万円を超える。

カメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を開講。

■2017年夏

ゴールデンルールセミナーに登壇

■2018年冬

最高月収1600万円を達成

 

<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。

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