認知症じいさんのハラスメントとは?

術後3日目に入ると

傷口とその奥が痛い他は至って順調で

・・・・・飽きてくる。

 

同じ天井ばかりを見て

時間の感覚も無くなるわけで、

特に私のようにTVを見ない人は

今が朝なのか、お昼なのかもわからない。

 

他の方が「ご飯だけが楽しみ」と言われるのも

良くわかる。

 

それだけが、朝、昼、夕方の時間を

知らせてくれるのです。

 

そして術後翌日から

院内を探検している私は、

食事の後は探検と屋上庭園の散歩。

 

これがルーチン。

 

そこで体調と状態を

セルフチェックしているのです。

 

と、言いたいのですが、

こちらもどちらかと言えば時間潰し。

 

時間の感覚もなく、

時間だけがある感じ。

 

術後3日目ですら、

こうですから、

どれだけ私が三日坊主なのかもわかります。

 

もちろん、これも

体調が良くなった証拠。

 

痛みは残っていても

徐々に可動域が増えてくるのは

嬉しいものです。

 

ただ前屈みは未だ出来ない。泣

 

シャワー付きの洗面台があったので

勝手に洗髪を試みるが

見事に失敗!

 

泡だらけのままま

すすぎが出来ない状態に。

 

それを見かねた看護師さんが

ベットの上で髪の毛を洗ってくれました。

優しい。

 

迷惑を掛けてすみませんでした。

 

 

さて、そん私が入院生活も4人部屋にしたのは、

人間観察をしたかったから。

 

というか、医療系ドラマでは

必ず、でんでんの様な部屋の主がいて、

そこから問題が発覚する。

 

そんな事件を期待していたのですが、

それは叶わず。

 

実際はカーテンで常に仕切られて

顔も名前もわからないまま。

 

判断するのは声だけなのです。

 

そして思い描いていたことと違うのは、

4人部屋では話し声や

いびきがうるさいと思っていました。

 

が、これも実際は違う。

 

人の声よりも

常に鳴り響くアラームの音の方がうるさい。

 

深夜に鳴り響くアラームの音は

確実に眠気を覚まします。

 

私は入院前に用意した耳栓や

イヤホンが役に立ちました。

 

これから入院予定がある方は

是非、機械がうるさいとの認識を持って

入院に挑んでください。

 

さて、件の4人部屋。

 

初日に案内された部屋は

世代的にも若かったのですが、

手術後の部屋は年齢層高めの住人達。

 

脊椎脊髄の病棟だからなのでしょうかね。

 

それとも

たまたま手術日が同じか

翌日の方々だからなのか。

 

多分、私が一番若いぐらい。

 

しかも、その中の一人が、

どうやら軽い認知症の方。

 

この患者さんが

今回のネタ提供者。

 

この方と看護師さんとの

会話がどうにも気になってしまうのです。

 

というのも、問題なのは、

この「軽い」ってこと。

 

常に認知症であれば、

ボケているだけで済むのですが、

この「軽い」では、

意識も記憶もハッキリしている時もあるのです。

 

ですから看護師さんも

説明をされるし、

その時は返答もされる。

 

でも、夜が近づくと

認知症がムクムクと。

 

聞いていなかった。

知らなかった。と

言うのです。

 

自分で復唱までしておいてです。

 

 

そして、入院初心者の私は

ナースコールなんて、もっての外。

 

わからないことや

聞きたいことは

ナーズステーステーションまで行って聞いたり、

検査、回診時に聞いたりするのが普通と思っていたのです。

 

でも、このジイさん。

(顔が見えないかわからないけど、多分)

 

躊躇なくナースコールを多用する。

 

話が終わって

病室を後にしたのに、

急にまたボタンを押す。

 

まだ足音が聞こえるぐらいの時にです。

 

そんな時にはロレツも回らなくなっており、

マイクにて返答するも相手からは

何度も聞き返される。

 

まだ夕方であればいいのですが、

これが深夜になると別。

 

スピーカーを使わず、

毎回ベットまで足を運ばれるから、

看護師さんだって大変なのです。

 

自分専用と思っているのか、

人の迷惑を考えないのか

ある意味、うらやましい。

 

しかも事前に配布されたはずの案内にも

しっかり載っている内容が多いのに、

簡単にナースコールをされるのです。

 

多分、多くの方が聞かれるから

あらかじめ案内にも載せてあると思うんだけど・・・。

 

と思いながらも、

私も似た異様な経験を持つことを思い出した。

 

というか認知症も

認知バイアスも一緒だと思った次第。

 

教材に書いているのに読まない。

動画コンテンツも見ない。

 

多分、見たはず読んだはずなのに、

いざ、その場になった時に

忘れてしまう。

 

そこで自分で調べればいいものを

それも人に委ねる。

 

ナースコールだって

看護師さんからは

「何かあったら、気軽に声を掛けてくださいね」とは

言われますが、

何度も同じことを聞いたり、

行ったり来たりさせるようなことしてもいいとは

言っていないはず。

 

なのにその認識もなく、

させてしまう認知症のじいさん。

 

看護師さんの仕事も

ほんと大変だな〜と思うのです。

 

 

そこで思い出したのが、

入院前に見たポスター。

 

カスタマーハラスメント撲滅のヤツ。

 

あれは病院に巣食う

ヤカラだけではないと知ったのです。

 

だって、あそこに書いてあることを

そのまま、このじいさんもしているのです。

 

ま、その認識もないと思いますが・・・

 

いずれにせよ、

“過剰な要求”が問題!

 

ビジネスも入院も

常識的に考えることは最低限必要だと

改めて思いました。

 

今回は、ここまで

それでは、また!

 

 

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ネットビジネス、カメラ転売に取り組む。

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<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。

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