中高年の“欲張り!”は罪?

某カメラ転売クラブの

東海地方住み、I さんに向けて!

 

あまり表立って紹介もしないし、

急に名前が出ても

本人の仕事に支障をきたすといけませんから、

I さんは I さんで今回は話を進めます。

 

 

I さんは今年からカメラ転売クラブに参加し、

基本の販売先はebay。

 

カメラを仕入れて世界に向けて販売をするという

夢のある転売ビジネスをされていました。

 

おっと!

 

過去形にするのは失礼で、

たぶん、今後も続けられると思う。汗

 

 

しかしながら、皆さんご存じの通り、

カメラ転売クラブではヤフオクがメイン。

 

別にamazonで売ろうが

メルカリで売ろうが、

ラクマで売ろうが、

そしてebayで売ろうが、

まずはヤフオクでも出品をしてもらうことになっています。

 

それが良かったのか、

先月は過去最高益の30万円の利益。

 

販売件数も一気に増えて、

しかも2ヶ月目での実績ですから、

とてもいい感じなのです。

 

 

そして彼を持ち上げたいのは

根っから明るい

そのキャラクター。

 

どこまでマジメなのか、

どこからがウケを狙っているのか、

わからないぐらい明るい方なのです。

 

 

先月は仕入れツアーの後に

呑みに行ったのですが、

これまた楽しくて、

 

現在、機械設計のお仕事をされているのですが、

副業でこれだけ稼げればいいんじゃないかと

私も思っております。

 

 

そしてもう一つ持ち上げておくと、

彼が凄いのは、

まだ初心者でありながら、

リサーチ力が素晴らしくて、

 

その明るいキャラクターとは裏腹に

コツコツタイプのリサーチをされる。

 

コツコツと毎日、

確実に商品を仕入れられているのです。

 

 

ただこうしてフォーカスするということは

彼にも弱点があって・・・・笑

 

 

それが「欲張りだ!」ってこと。

 

私が言う欲張り!というのは、

なんでもカンでもやりたがる。

 

一度に複数のことに

チャレンジしたくなってしまうってことなのです。

 

 

予め申し上げておきます。

 

このタイプ、Iさんだけとは限りません。

 

実は稼げていない

中高年に多いタイプ。

 

若いもんに負けちゃいけねぇとでも思っているのでしょうか?

ナンでもカンでも一度に求めてしまうのです。

 

 

ただI さんの場合は

スキルが高いから実績が出てしまっている

ってことなのです。

 

 

これは先月のことです。

 

商品のラインナップを見ていて気付いたのは

高額商品が明らかに少ないってこと。

 

というか、ほぼない。

 

5万円以上の商品がゼロだったのです。

 

理由を聞いてみれば、

気になってはいるけど、

高額商品に手を出す勇気がないらしい。

 

それでも彼の場合、

単価が低い商品は売れていますから、

とりあえず利益は出ている状態なのです。

 

 

だけど、作業量が多い割には

利益額が少ない。

 

利益率はある程度良くても

額が少ないことに悩んでいたのです。

 

 

そりゃそうですよね、

 

例えば10,000円で売れた商品の利益率が

20%であった場合、

利益は2,000円です。

 

これが同じ利益率20%であったとしても

5万円の商品が売れれば10,000円の利益です。

 

1個の販売に対して

2,000円と10,000円。

 

同じ利益率でも8,000円も差があるのです。

 

しかも仕入れて出品、

入金の確認をして商品を発送する。

 

この作業の工程は同じ。

 

同じ時間、同じ手間暇を掛けて、

2,000円と10,000円では、

そりゃ10,000円の方がいいはずなのです。

 

特に限られた時間で

稼がなきゃならない副業の方であればなおさら。

 

とまあ、I さん自身も

わかってはいるけど、

なかなか手を付けられない。

 

元来リサーチ力はあるのですが、

どうしても自分の得意分野に流れてしまう

そんな傾向にあったのです。

 

 

そこで発動するのが、

「5万円以上の商品を20品、

1週間で仕入れなさい。」

 

当然、I さんも

「資金が足りなくなりそうで怖い!」

そう思われたのです。

 

 

まぁ、単純計算で1週間で100万を使うわけですから

支払いのことを考えると怖いのは当然のことです。

 

結局、最初の週は

5万円以上の商品を仕入れたのは1品か2品。

 

それでも低価格の商品は

ある程度仕入れていて・・・

 

しかしながら課題の進捗からみると散々な結果でした。

 

 

その理由を尋ねると、

「やっぱり利益が出ないと嫌だし、

売れなかったら怖いから。」と

言われる。

 

もちろん、

その気持ちは痛いほどわかりますよね。

 

 

しかし私からのリクエストは、

5万円以上の商品を1週間で20品。

 

利益の額も利益率も

求めていないのです。

 

 

そりゃ赤字になったり

支払いに困ったりする様なことは

行けません。

 

ただ私には「困らない」という

勝算があったのです。

 

 

そもそも彼も

『売れる商品の見つけ方』

WORKSHOPに参加をされた方。

 

だから売れる商品を見つけるってことは

既に自然に出来ているのです。

 

しかも、WORKSHOPに参加された方は、

ほぼ仕入れてから売れるまで

1週間で6割以上が売れている。

 

 

だから単純に考えてみても

20品仕入れても12品以上は

1週間以内に売れる。

 

当然、既にほかの商品も出品していますから、

1週間で100万以上の売上は見込めるのです。

 

そして彼の場合は大手企業に勤めているというメリットもある。

 

クレジットカードの与信限度額も

余裕があるのです。

 

だから、そんな課題だったわけ。

 

後は、彼自身が勇気を振り絞って

仕入れが出来るかどうか。

 

自分を高額商品に慣れさせることが

出来るかどうか!だったのです。

 

 

実は、その翌週も出来なくて

結局、3週目になって

ようやく課題をクリア。

 

しかも彼自身、

「高額商品も同じように売れて行っています。」と

上機嫌の話をされる。

 

こちらは勝算があって課題を出しているのに・・・

というと、

「ホント言われた通りに売れて行きました。」と

照れ笑いをされるから憎めないのです。

 

そこからは元来リサーチ力もある方なので、

今度は利益も順調に上乗せが出来ている感じなのです。

 

 

とまぁ、ここまでの話であれば、

高額商品攻略の例として

話をすすめるのですが、

今回フォーカスしているのは “欲張り!”。

 

話の続きはあるのです。

 

 

副業でカメラ転売を行っているI さんですから

本業のサラリーマンもあるのです。

 

 

当然、大手企業。

3月~4月は大変お忙しい。

 

 

ネガティブ発言を極力控えようとされるI さんなので、

自らは言わないのですが、

やっぱり需要に対して供給が追い付かない。

 

売れてしまっているのに

仕入れと出品作業が追い付いていなかったのです。

 

 

この売れている時に

供給が減ってしまうのは

ハッキリ言ってイタい!

 

それはI さん自身も

重々承知の上だったことなのです。

 

 

供給が追い付かなければ、

当然、売れ行きも怪しくなる。

 

売れる商品から売れて行きますから

残ってしまう商品は、

以前仕入れてしまったトホホな商品だけ。

 

そんな傾向になるのです。

 

もちろん、I さんも同じような状況下に。

 

 

そして例年、市場の流れは

3月がグンと高く

4月→5月→6月と

徐々に下がる傾向にある。

 

去年は4月が思いっきり下がり

5月に少し戻したと異例もありますが、

それでも夏に向けては

少し下がる傾向にあるのです。

 

 

となると売れる時に売った方が

そりゃいいわけで、

 

出品数を増やせば、

今まで売れなかった商品も

吊られて売れる傾向にあるのです。

 

となるとこの週に出品数を増やさなければ

後がなくなるわけで・・・。

 

 

まず第一に考えなきゃならないのは

出品数を増やすこと、

そこから利益が出る商品や

利益率を考えればいいのですが・・・・

 

 

ここで出てしまうのが、

“欲張り!”的な発想。

 

利益額や利益率も

一緒に確保してしまおうと

欲張ってしまうのです。

 

 

そもそもリサーチ力はあると言っても

まだまだ伸びしろがあるIさん。

 

一度にいろんなことを

カバーしようとすると

歪が出てしまうのが特徴なのです。

 

 

利益額も利益率も

そして出品数もとなると

当然、犠牲になるのは“数”。

 

つまり仕入れる“数”が減ってしまうから

出品数も増えて来ない。

 

 

そうなれば売行きにも影響してしまうのです。

 

当然、当初の計画であった

残っている商品を売るのも

上手く行かない。

 

わかっているけど、

なかなか前に進まない状況なのです。

 

 

Iさん自身も悩まれたでしょう。

 

 

ただ、こんなケース、

実はIさんだけじゃありません。

 

なんでも

一度に解決しようとする。

 

中高年には自分のスキル以上のことを

一度にやってしまおうとする

“欲張り!”傾向にあるのです。

 

 

当然、自分のスキル以上のこと。

 

なかなか出来るわけでもなく、

ほぼ挫折で終わるケースが多い。

 

今回のIさんは、

既に自分で修正を始めたのですが、

こんな方は稀。

 

ほとんどの場合、挫折で終わってしまうのです。

 

あなたが、そうじゃありませんか?

 

だから、まずは問題点を正確に捉えることが大事。

 

上っ面なことや

目先のことだけを考えていると

ほぼ間違った方向に進むから

シッカリ問題点を捉えるのが大切なのです。

 

でもね、これも出来ない人は多い。

 

 

例えば、「仕入れが苦手です。」という方。

 

8割方、売るのが苦手なのです。

 

売れる自信がないから

仕入れも出来ないはずなのです。

 

 

なのに、アレやコレやと

魔法のようなリサーチ方法を

探そうとする。

 

だけど、そんなものは

この世の中にはない。

 

それよりも実際に、

売れるようになると

仕入れリサーチも面白い様に出来たりしてしまうのです。

 

だけど目先の仕入れリサーチの方法に

目が行ってしまって・・・。

 

 

だから最初は、

「兎に角、数を売れ!」って言うのですが、

そこに“欲張り!”が発動する。

 

利益が取れないとか、

他にいい商品はないかとか・・・。

 

 

結局、“欲張り!”になれば

仕入れることが出来ないから、

売ることも出来なくて、

「リサーチが苦手」ってなるのです。

 

 

ほら、考えてみればわかると思うのですが

仕入れリサーチが出来る人って、

「この商品は〇〇円で売れる!」って

わかるから仕入れられるでしょ?

 

あれ過去の落札相場だけを見て

理解しているのではないのです。

 

実際に自分が仕入れてみて

実際に売った経験があるから、

「コレぐらいの価格なら!」って

わかってくるのです。

 

そして大切なのは、

同じ商品じゃなくても

売れる傾向は、

売っているとわかるようになるってこと。

 

売るってのは、それぐらい大切なのです。

 

 

だから最初の1週間、

たった1週間、

利益なんて後から出せばいいのですから

まずは経験を積むように売ること。

 

これが出来る人って

後々大きく稼げるようになるのです。

 

 

だけど、そこに立ち塞がるのは

中高年の“欲張り!”的な発想。

 

課題を明確にして

一つに絞ることが下手!

 

 

そもそもが素直になるのが下手な

中高年ですから

最初の課題ぐらいは一つに絞ればいいのですが、

欲張りなんですよね。

 

ナンでもカンでも

やろうと思ってしまう。

 

しかも自分のスキル以上のことを

やれると思ってしまう。

 

だから挫折してしまうのです。

 

 

ホント問題点を炙り出し、

課題を一つ一つ

クリアして行こうよ!

 

 

その課題を一つ一つこなすと

気が付いてみれば

大きなステップアップに繋がりますよ。

 

“欲張り”で挫折するぐらいなら、

一つに絞ってカメのようでも

前に進みましょうよ。

 

結果、その方が

ウサギを抜いていますからね。

 

焦らない焦らない。

 

それがコツです。

 

 

それでは中高年の皆さんも

頑張って参りましょう!

 

今回は、ここまで

それでは、また!

 

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■2014年夏

ネットビジネス、カメラ転売に取り組む。

初月10万円

■2015年春

カメラ転売で月収100万円を超える。

カメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を開講。

■2017年夏

ゴールデンルールセミナーに登壇

■2018年冬

最高月収1600万円を達成

 

<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。