クレジットカードを使った仕入れ。
誰もが通る道でありながら、
誰もが支払いに苦しむ経験を持つ。
売れれば利益が出る。
売れれば支払いが出来る。
そう思いながらも、
いつのまにか苦しさから逃れようと
分割やリボ払いをしてしまう。
稼ぐ為に始めた物販ビジネスも
気づけば、
支払日を乗り越えるために行うようなもの。
【クレジットの奴隷になっていないか？】
いつの間にか売上よりも
請求額を見ながらのビジネスで、
“苦しさ”だけが脳を支配してしまうのです。
家族の反対を押し切ってはじめた副（複）業。
誰にも相談は出来ず、
「いくら利益が出た。」という報告や
「月収○○万円を超えた！」なんて投稿を
目にする度に人に言えなくなるのです。
・・・本当は、
「利益が出た」「超えた」と言っている人も
同じ悩みを抱えていたりするわけですけど。
こうなって来ると脳は正常な判断が出来ず、
目の前に突き出された請求書の額だけが
脳を支配するわけです。
このような状態になれば、
この請求書、支払日からの支配から
脱却したくなるのも 人。
短絡的に考えれば
仕入れるから支払いに追われるわけで
「仕入れなければ追われることもない。」
と考えてしまうわけです。
つまり、今ある在庫を売り捌き、
その売上で支払いをすればいい。
これが一番の問題で、
それで売れるわけでもない。
売れないから焦りが出て、
単純に「値下げをすれば？」と考える。
これが大きな間違い。
中古の商品を求める人は、
「安ければ買う」と口では言いながら、
実際のところ、
「安くても買わない。」
『安かろう悪かろう』と思っているから
安い＝悪い商品となるだけ。
だから一般の方々は
サッと波が引くように逃げて行き、
群がるのは同業者のバイヤーたち。
なのに一点でも売れてしまえば
気をよくして
ドンドン値下げをしてしまう。
どう考えても
それでクレジットの支払いも
間に合わないはずなのに、
とりあえず売れるから値下げ値下げ。
断言します。
この状況になる方は
来年1月に増えます！
お正月気分が抜けた後、
一気に脱落者が増えます。
相場も荒れ、
その時は仕入れ時というわけなのです。
ただ、売っている本人は、
そんな地獄になっていることも気づかない。
足音を立てて
地獄の扉が開こうとしているのに、
目先の支払日、そして請求書ばかりに
気が行ってしまっているわけです。
そもそも
「仕入れなければ支払いが無くなる」
この考えが過った時、
既に地獄の扉は開いていると考えた方がいい。
確かに仕入れなければ
その分の請求は来ない。
しかしながら同時に
売上もSTOPしてしまうのです。
なぜなら、鮮度の高い商品、
新しい商品が無いから。
そもそも、この状態になる人は
『差額が出る商品』だけを見て仕入れている。
だから売れなくて
支払いに困ってしまう。
つまり在庫として残っている商品は
売れない商品ばかりという状態なのです。
売上が、辛うじてあったのは、
ほとんどが新しく仕入れた商品であったのに対し、
その新しい商品を仕入れ無くなれば、
当然、売上は無くなるという図式。
「仕入れなければ支払いが無くなる」
ではなく、
「仕入れなければ、売上が無くなる。」
状態だということを
認識しなきゃならないはずなのです。
だけど、恐怖は脳を支配する。
いつもであれば
正常な判断が出来る人も
お金のこととなると逃げだしたくなる人が多い。
だから短絡的に
「仕入れなければ支払いが無くなる」
という闇の世界に足を踏み入れてしまうわけです。
・・・・
・・・・
・・・・
悔しいのは、この段階になってからしか
ほとんどの人は動かないわけです。
ご存知の様に
時々行っていた個別相談会に参加される方は、
このような状態になってから
相談に来られるわけです。
本来であれば
借り入れ等々の資金調達方法もあるわけで、
上手く行けば乗り越えられる方法もあります。
しかしながら自分が危惧してしまうのは、
ここまでの過程、道程。
同じ様な考えで
同じ様にビジネスを行ってしまえば、
いくら一時しのぎで資金調達しても、
また同じ状態になるのではないかと！
この状態、
本来の「あるべき姿」とは
遠くかけ離れてしまっているわけです。
そこで安易なアドバイスを行えば、
また苦しむのは相談者の方。
だから慎重にヒアリングを行うわけです。
そんな状態。
あなたも同じような状態になっていませんか？
地獄への階段を踏み出していませんか？
明日は、どうすればいいのかについて
お伝えします。
実際、これから年末の書き入れ時です。
売れる時です。
この売れる時に
どう予防線を張るのかが
実はビジネスで重要な時。
売れるからと言って
雑に行っていると
イタイ目に合います。
今回は、ここまで
それでは、また！
＝追伸＝
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