昨日は売れたのに、今日は売れない。
そんな経験はありませんか?
中古市場ではこれが日常的に発生します。
例えば、
その理由は──「仕様の変化」。
数年前、カメラ市場では大きな変化がありました。
当時は「画質の良さ」が最も評価されていました。
しかしその後、ミラーレスが台頭し、
「軽さ・小型さ」が選ばれる基準に変わっていったのです。
レンズでも同じことが起きました。
一時は「大口径」が花形で、高値で売れていました。
ところがある時期から「小型・軽量ズーム」が主流になり、
大口径が売れなくなった。
つまり「売れる条件」はほんの数年で変わってしまう。
これが中古市場の怖さなのです。
変わるのは商品価値だけではありません。
ヤフオクやメルカリといったプラットフォームも、
手数料の変更や検索仕様の更新が繰り返されてきました。
そのたびに「昨日まで当たり前だった売り方」が、
一気に通用しなくなる。
実際に「利益が出ていた商品が、手数料変更で一気に赤字化」
というケースも多くありました。
多くの人の間違いは、
「昨日売れたから、今日も売れるだろう」
「先月仕入れて利益が出たから、今月も大丈夫だろう」
・・・この思い込みこそが危険なのです。
気づけば在庫の山を抱え、
資金が戻らず、財布はマイナス。
帳簿の上では利益があるのに、現金が残らない。
そんな人を、私は数え切れないほど見てきたのです。
しかし、仕様の変化は必ずしもマイナスだけではありません。
むしろ、中古市場が活気づくケースもあるのです。
例えばCanonのRFマウントが登場したとき。
「最新が欲しい」という人はRFへ移行しましたが、
「まだEFで十分」という層は、中古のEFレンズを求めました。
また、新しい仕様に移行して来ると
「従来の機材が使えなくなる」と
中古市場でいい商品を求めようと動く人もいるのです。
その結果、特定のレンズやボディが一時的に品薄となり、
むしろ中古価格が上がることも起きるのです。
仕様の変化とは、
一部の商品を不良在庫に変える一方で、
別の商品に新しい需要を生み出す。
そんな両刃の剣なのです。
だから大切なのは、変化を前提に動くこと。
「昨日と同じ仕入れ」
「先月と同じ基準」
これではいつか必ず足をすくわれます。
・市場の数字を確認し、
販売件数の推移を追いかける。
・ライバルセラーの動きに敏感になる。
・仕様変更のニュースに常にアンテナを立てる。
その習慣がある人だけが、
資金を減らさず増やし続けられるのです。
中古市場は、生き物のように変わり続けます。
昨日の常識は今日の不良在庫になる。
でもその変化をチャンスに変えることもできる。
仕様が変わるのは必然。
だからこそ「変わる前提」で仕入れること。
それが、資金を守り、増やし続ける唯一の道です。
あなたの仕入れ基準は、もう古くなっていませんか?
今回はここまで、
それでは、また!
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