「このビジネスは職人気質的なところがある。」
そう聞かされたのが、
８年ぐらい前かなぁ？？
自分が、カメラ転売をはじめた時には
既にこの業界に名が知れていた方から
そう聞かされたことがあるのです。
なるほど！と思いました。
初心者当時は
仕入れから出品撮影、
出品ページの作成、
入金管理から発送まで
一人で行っていました。
それに加えて
商品の見極めから商品チェックも
わからないことは
その都度調べ聞き・・・。
膨大な作業量に押し潰されそうになったことを
覚えています。
情弱だった私は（も）
「仕入れが出来れば稼げるだろう。」と
思っていただけに、
その他の作業量の多さが辛かったのです。
だって、最初のうち
出品撮影だけでも1品2時間半ぐらい
掛かっていたのですから！
その話を当時
スクールで聞けば、
「俺は20分だ。」
「レンズであれば
10分でできる。」
「平均15分以内に出来なきゃ
このビジネスは成り立たない。」とか・・・
自分が2時間半以上かかることを
どうやって10分、15分でやるんだー！
と叫びたいぐらい。
結局、返って来た答えは、
「やっていればできるようになる。」
という曖昧なものでした。
結局、自分で撮影ブースの大きさや
ライトやフラッシュの置く位置。
撮影ブースの高さなどを研究し
自分なりの解答を作るしかなかったのです。
つまり、こんな所も
代々伝わるような
職人気質的なところもある。
結局、自分の場合。
・撮影ブースは必ず70ｃｍ以上の
高さの机かテーブルの上。
・商品の置く位置に、
えんぴつで印。
・ななめ下からストロボを置き、
上からはLEDのライト。
・いつでも設置しやすい様に
場所は空けて置く。
・三脚を使わず、
自分の立ち位置とカメラの位置は
“肘”で決める。
これが一番早く出品撮影ができるという
研究結果になりました。
もちろん、これだけで
早くなるわけではありません。
上記は、
あくまでも早く出品撮影するためのコツを
体系化したもの。
実際には、
1日5品の出品を1週間以上続けることによって、
編み出したものなのです。
これも1日1品だけ出品していただけでは
決して早くできるようになりません。
5品以上の出品を続けることによって
できる様になったわけなのです。
これも諸先輩方々からは
「5品を最低でも1時間以内で！」と
言われて来たからできるようになっただけ。
一つの基準値を与えられたから
超えようと思ってできるようになっただけなのです。
考えてみてください。
1日5品ですよ。
毎日、同じ商品を出品するわけにも行かず、
出品作業をしようと思えば
それだけの数も仕入れなきゃならない。
そこにも時間が割かれ、
出品すれば
それだけ売れることにもなる。
売れれば入金管理も梱包発送作業も
そこに加わる。
まさに職人技の域ですよ。
自分も、
「どこが、ネットを使ったビジネスだ！」って
思っていましたから。
だけど、コレも不思議なもので、
やってみればできるようになるのです。
やっている人もいると思えば
自分でもできる様になるのではないかと
思ってしまう。
まるで、乗せられた気分だったのです。
それが今では、
「撮影、梱包、発送は業者に任せた方がいい。」
と言い切ってしまっている。
そりゃ、その分
経費は掛かります。
だけど、そこまでの作業量をこなし、
職人化し、
ビジネスとして成立させるには
相応の“根性”と“努力”が必要。
そこに耐えられる人間が
どれだけいるのか？
というより、
そこに時間を掛けるより、
プロ？に任して、
リサーチに時間を割いた方がいいと思うのです。
これも一つの時代の流れ。
今は、職人気質、職人技よりも
マーケティング要素が必要になって来た時代。
それがカメラリセールビジネス。
時代に合わせ、
自分の取り組む姿勢も
柔軟に対応すべきだと思っています。
結局、このビジネスは“やり方”だけでなく、
“時代との付き合い方”がすべてです。
以上、昔話でした。
今回は、ここまで
それでは、また！
【追伸】
だけど、こういった課題を
一つ一つクリアして来たからこそ、
今があると思っております。
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