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撤退を視野に入れるのも大切なこと!

今日から6月。

 

新たな気持ちで頑張られる方が多いと思います。

 

ただ、今日はネガな話。

 

もう5年以上前の話、

ファッション系のネットショップをされていた方が、

CRCカメラリセールクラブに

参加されたことがあります。

 

カメラリセールを始めようとされるわけですから、

ネットショップは上手く行っていなかったわけで、

最初に相談を受けて愕然としたことがあります。

 

というのも固定費が高すぎる。

 

利益どころか売上と同じぐらい。

 

 

当然、経営は立ち行かない状態で

運転資金の借り入れが終わったところ。

 

新たに事業としてカメラに

目を付けたところだったのです。

 

固定費が高い原因は

家賃と人件費。

 

これは、上手く行っていなければ

この2つの経費は目立つところ。

 

そして経営者が一番削りにくいところでもあるのです。

 

 

ただ、聞いてみれば最初から

計画通りには行っていなかった様で、

当初から無理はあった。

 

が、削れないのです。

 

私も最初に伝えたのは、

「事務所を撤退しましょう!」ということ。

 

喫緊の課題として、

場所も人も利益を生み出していない状態だったのです。

 

正直にお伝えすれば

事務所を撤退ということは

当然人も・・・です。

 

 

ただ、この方の場合、女性の経営者の方で

仲間内の方を社員として雇っていたらしい。

 

どんな仕事を任しているのか?

と聞けば、

「特に役割はなく、皆で一緒にやっている。」

 

この段階で悪い予感はビンビンで、

社員の方にも責任感を持たせられていないと予想。

 

たぶん、一番働くのは、

この女性経営者の方で、

それは良くないと知りながら隠そうとされるから

「みんなで一緒に」という曖昧な言葉が出て来る。

(あくまでも予想です)

 

「皆でやっているから、減らすことは出来ない。」

とも言われるのです。

 

そして事務所。

 

「立地も良くて、安く借りられたから・・・」と

言われる。

 

でも、少なくとも

20数万円程度の家賃。

 

そこに管理費や駐車場、

水道光熱費が掛かる。

 

「安く借りられたから」と言われても高額。

 

「手放したら

二度と借りられない。」というのが、言い分。

 

この事務所は社員のステイタスでもあり、

やる気にも関わって来ると言われる。

 

 

それでいて、

 

「どうしたらいいですか?」

「どうしましょう」と困って

相談はされるのですが、

結局、ガンとして自分の言い分は譲らない。

 

このままの状態では、経営は出来なくなり

いずれ人も事務所も手放すことになりますよ。

 

いくらカメラリセールビジネスという

ビジネスモデルがあっても

問題は何をやるのか?ではないですよ。

 

とお話をさせて頂いたのですが、

どうにも話は前には進まない。

 

どうやら借り入れをする時にも

経営コンサルに相談に行き、

同じ様なことを言われていたらしい。

 

だから私の口からは

別の話、(手段)を聞きたかったらしいのですが、

そんな状況ではなかったのです。

 

以後、二度と相談は無くなりましたが・・・笑

 

 

結局、カメラリセールビジネスも

「一緒にやろう」なんて話になる様でしたし、

その前の危機感がない。

 

一旦、借り入れが出来て

ホッとしてしまっている状態。

 

また、ぬるま湯に浸かろうとしているのが

目に見えていたのです。

 

 

ただ、その後も心配になるのは

私であって・・・・

ことある毎に音声コンテンツを出したのですが・・・

 

 

そもそも固定費が高くなれば

損益分岐点も高くなります。

 

限界利益も多く求めなきゃならない。
(限界利益=売上ー変動費)

 

ちょっと経営の話なので、

専門的なことは、

その道のプロに任せるとして、

ザックリお伝えしますね。

 

 

まず、家賃。

 

一般的には限界利益の10~20%ぐらいまで。

業種や規模にもよりますが、

20%まで行くと高いぐらい。

 

それ以上であれば、分不相応!だと

思ってください。

 

毎月支払わなければなりませんし、

経営が上手く行かなくなって来た時、

ボディブローのように効いてきます。

 

最小限に留めた方がいい。

 

 

そして人件費。

 

労働分配率=人件費÷付加価値(限界利益)

 

一般的には限界利益の50%前後。

これは業種や形態にもよります。

飲食業はやコンサル業は高くなる傾向。

 

70%を超えればヤバい状態ではありますが、

新規事業等、初期の状態では高くなったりします。

 

この人件費には役員報酬等も含まれていますから

ご自分の取り分も含めてと考えてください。

 

私は、外注さんや代行業者を含めても

20~30%の間。25%前後で考えています。

(外注さんはボーナスによって変動する)

 

当然、利益が少なくなれば

この固定費の占める割合は高くなります。

 

 

先程の話、

確かに家賃や人件費については

やる気、モチベーションにも関わって来ます。

 

ただ、そのために

経営が圧迫している様では

本末転倒。

 

私も、あまり内政干渉的な話は

したくはありませんが、

お金の使いどころは経営方針にも関わる話。

 

ただ、事業が止まってしまえば

自分だけではなく

周りの方々、協力してくれた方々にも

多大なる迷惑を掛けるのは間違いないところ。

 

 

だから、予めボーダーラインは決めて置き、

そのラインを割った時には

苦渋の決断をすると決めておいた方がいい。

 

いずれにせよ、計画は必要で、

タラレバになればいろんなところに問題は出て来ます。

 

少なくとも、

助成金や補助金で一時しのぎをしたとしても、

結局、同じところに戻って来ます。

 

確定申告時だけではなく、

時々、現状を見直してください。

 

今回は、ここまで

それでは、また!

 

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#カメラ転売 #カメラリセールビジネス #物販 #転売

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■2014年夏

ネットビジネス、カメラ転売に取り組む。

初月10万円

■2015年春

カメラ転売で月収100万円を超える。

カメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を開講。

■2017年夏

ゴールデンルールセミナーに登壇

■2018年冬

最高月収1600万円を達成

 

<プロフィール>

学生時代にバブル期を経験。

卒業後一部上場企業に就職。

結婚を機に地方の中小企業に転職。

人財開発室室長、各種リストラ案件の立て直し、新規事業の立ち上げ等々各種プロジェクトを成功させる。

 

2014年からネットビジネス、カメラ転売に取り組み、現在はカメラ転売に特化したスクール『カメラ転売クラブ』を主宰。

 

4人の子供のオヤジとして、日々中高年に向けて強烈なメッセージを発信している。

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