「○○を読んだことあるか?」
「・・・ありません。」
「それぐらい読んでからココに来い!」
先輩に連れられて行った飲み屋。
BOX席に陣取っていた
初対面の役職者の方から
言われた言葉でした。
それからというもの、
ビジネス本を何冊も半ば強制的に読まされ、
最初の1杯を飲む前には
書籍名と、その感想を言う。
週に何度も、まるで儀式のように
繰り返されました。
これがバブル終わりかけの
一部上場企業の裏の姿でした。
もちろん、自分が入社した会社だけが
そうだったのかもしれません。
ただ、そんな社風。
時には何冊も
同じ系統の本も読まされました。
特にマーチャンダイジングの関連本なんて
何冊も読まされた記憶があります。
その感想を述べた時、
「お前、わかっちゃいねぇな!」
と言われたことがあるのです。
似たような本を何冊も読んでいたので、
自慢げに、
「あの本にも、この本にも
同じ様なことが書いてあった。」
というようなことを口にしてしまったのです。
それが癇に障ったらしい。
本の読み方、情報の捉え方が
そもそも間違っている。
というのを、
懇々と説教を受けたわけです。
これは20代前半の話。
平成1桁台の時でした。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ご賢明なビジネスパーソンの方々なら、
若かりし日のやまとが、
なぜ説教を喰らったのか、
わかると思います。
その先輩上司が言いたかったのは、
『自分が知っていることに目を向けるんじゃない!
自分が知らないこと、
新しい情報を本の中から探せ!』
というものでした。
今となっては、
本を読む量も減りましたが、
それでも記憶に残るエピソードです。
実際、本を読まれて来た方なら
当たり前の話ではないですか?
もちろん、
普段あまり本を読まれない方にとっても、
ビジネス本を買う目的は、
新しい情報に触れ、
新しい“気づき”を得る為だと思うのです。
その目的を忘れ、
自分の知識を自慢げにひけらかす為の
ものではないはずなのです。
ましてや、知恵や知識、
情報を求める人にとって、
本の役割はそこにこそあるのです。
では、我々が提供するノウハウも同じです。
例えば、先日からお伝えしているように、
仕入れノウハウの多くは
ソート(絞り込み)、並べ替え、そして傾向の捉え方。
これで成り立っていることが多いのです。
つまりは、誰もが目にすることが出来ることを
体系化し検証。
そして提供しているわけです。
なのに、一部分を切り取り、
「それを知っている。」と言われても
それは当然のことなのです。
特に今の時代、
情報も容易に手に入ります。
ただ、自分で情報を取り入れ、
それを体系化し、
使える様にするには、
相応の時間が掛かるはずです。
その掛かる時間を
短縮して頂くために“も”、
ノウハウをまとめているわけです。
ましてや
ノウハウは手に入れるだけで
稼げるわけではありません。
そのノウハウを使いこなせなければ、
意味はないのです。
先述のビジネス本の話も同じです。
知っていることだけに
目を向けていては意味がありません。
自分が知らなかったこと、
新しい情報がないかに
目を向けることが大事。
教材も同じです。
アンダーラインを引き、
メモを加えろと
教えられたことがあります。
でも、そのアンダーラインも
自分が知っていることに
ラインを引く人もいます。
それでは意味がありません。
求めるのは、
新しい“気づき”。
本来の目的意識を
忘れてしまえば
無駄に終わります。
是非、“正しい着眼点”を持って
取り組んでください。
今回は、ここまで
それでは、また!
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