カメラリセールビジネスに参入してくる方々は、
大きく分けで3つのタイプに
分かれるように感じます。
■ノウハウに興味を持って、
この世界を知った人。
■もともとカメラや写真が好きで、
「せっかくならビジネスにも」と考えた人。
■「中古カメラはまだ売れているらしい」
と聞いて、チャンスを感じて飛び込んできた人。
タイプは違っても、共通しているのは
「きちんと稼げるようになりたい」
という思いだと思います。
一方で、
「そもそも中古カメラの市場って、
どれくらいの大きさなのか?」
「リユース全体の中で、
カメラはどんな位置づけにいるのか?」
といった“土台”の部分を、
数字で確認しないまま
スタートしている人が多いと感じています。
そこで今回は、環境省の
「令和6年度 リユース市場規模調査 報告書」の
数字をもとに、
・リユース市場全体の中で、カメラがどんな場所にいるのか
・そこから見える、カメラリセールビジネスのメリット
を、コンパクトに整理してみたいと思います。
ここから先、具体的な数値は白書に基づく事実ですが、
それに対する解釈は、
私自身の現場感覚を踏まえた推察であることも、
あらかじめお伝えしておきます。
まず、リユース市場全体の規模は、約3兆1,227億円あります。
このうち「カメラ」は約770億円で、
シェアにするとおよそ2.5%です。

(出典:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査 報告書」図表40より)
パーセンテージだけ見ると小さく見えるかもしれませんが、
「カメラという一つのジャンルだけで、
年間770億円分の売買がある」とも言えます。
私たちが日々行っているのは、
この「770億円ゾーン」の中で、
どれだけ自分の取り分を確保していくか、
という、市場の中でシェアを
取り合うゲームのような世界にいるわけです。
また同じ白書の中で、
カメラの平均購入単価は「25,725円」とされています。

(出典:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査 報告書」図表41より)
衣料・日用品と比べると明らかに高く、
一方でブランド品やバイクほど“超高額”というわけでもない。
カメラは「中高価格帯」に位置しています。
さらに、推定購入者数は約299万人とされています。

(出典:環境省「令和6年度 リユース市場規模調査 報告書」図表42より)
ここから分かるのは、
・1件売れたときに動くお金は、そこそこ大きい
・それでいて「ごく一部のマニアだけの世界」ではなく、
かなり厚みのある層が買っている
ということなのです。
だからこそ、1台あたり数千円〜数万円の利益を、
淡々と積み上げていくスタイルが実践できるわけです。
同じ報告書では、
リユース企業全体のネット売上比率が
2011年の10.5%から、
2023年には34.5%まで伸びていることも示されています。
カメラのようにスペックが明確で、
写真と説明文で状態を伝えやすい商品は、
この平均値以上にネット販売の比率が高いと
考えられます。
この白書の中では、
店舗、ネットオークション、
フリマアプリ、ネットショップと分かれているため、
一見すると店舗が多い様に見えますが、
圧倒的にネットで買い求める層が多いのです。

これはつまり、
・地方に住んでいても、全国のお客さんを相手にできる
・店舗を構えなくても、自宅ベースで完結しやすい
・写真と文章で、差別化がしやすい
という、「個人にとって有利な土壌」が
すでに整っている、ということでもあります。
では、この市場で実際にカメラを買っているのは誰なのか。
白書には細かい人物像までは書かれていませんが、
現場の感覚から、
ざっくり三つのタイプに分けられると考えています。
・趣味として機材を揃えたい大人の層。
良いレンズやボディを、少しずつグレードアップしたい人たち。
・子どもや家族のイベントのために、
「スマホより一歩上」のカメラを求める層。
運動会や発表会、旅行などのタイミングで
「ちゃんと撮れる」カメラがほしい人たち。
そして、
・発信や仕事に使うクリエイター層。
YouTube、SNS、あるいは仕事での撮影のために、
コスパの良い中古機材を探している人たち。
それぞれ重視しているポイントが違うからこそ、
・どの層に向けて仕入れるのか
・どんなタイトルや商品説明を書くのか
・どんな写真を載せるのか
を設計しやすいビジネスでもあるわけです。
改めて整理すると、
3兆円市場の中にある、
770億円のカメラリユース市場があり、
平均単価25,725円・購入者約299万人という
「中高単価×そこそこの母数」があり、
ネット売上比率34.5%という、
個人にもチャンスが回ってくる土壌がある。
この三つを前提にすれば、
在宅・副業でも取り組みやすく、
経験がそのまま武器になり、
「誰に」「何を」「どう売るか」で
差別化がしやすいビジネスが、
カメラリセールだと考えられます。
つまり、
なんとなくのイメージではなく、
数字という裏付けから見ても、
「カメラリセールを選んでいる自分の判断は、そんなに悪くないぞ。」
と、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
本文中の数値データは、
環境省「令和6年度 リユース市場規模調査 報告書」に基づいています。
詳しい元データ(PDF)は、こちらです。
ということで、
今回は、ここまで。
それでは、また!
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