私の読者様って、
基本的には、真面目な方が多い。
嘘もつきたくないし、
過剰に煽ることも嫌い。
返品やクレームに対しても
真摯に対応し、
イバラの道でもある
こんな難しいビジネスにも向き合おうとしている。
そんな誠実な方が
多いと思うのです。
ただ、時にその誠実さも
仇(アダ)となる時があるのです。
今日は、その“誠実さ”が
ビジネスを止めてしまう瞬間について。
一番、仇となる時・・・。
それは仕入れ時の商品の見極めです。
兎に角、悪い物を売りたくもない。
少しでもいい物を出品して
買って頂いたお客様に
喜んで頂きたい。
だから、いいもの、
いい商品を仕入れたい。
そう思っている方が多い。
その気持ちはわかります。
だけど、それじゃビジネスにならないのです。
例えば、
カメラのキタムラの
商品状態のランク付けはこうなっております。
AA、A、AB、B、C、D。
AAはいわゆる
新品同様。
それからDのJunk品までが
ランク付けされているのです。
そうなると、
いい商品(いい状態の商品)を
仕入れたいとなると、
AもしくはAB。
Bは並品で
Cはやや難だから
少し抵抗が出てしまうわけです。
でも、もうご存知のように、
AA,A,ABランクでは
相場よりも高い商品が多い。
当然、「仕入れられない~」と
なるわけなのです。
ここに、自分が行っているビジネスの
大きな間違いがあります。
そりゃそうでしょ?
だって、AA,A,ABランクの商品。
わざわざヤフオクやメルカリから買いますか?
そんな商品は最初から“専門店の領域”です。
そこが狙い目じゃないのです。
だから、このビジネスの本質・・・・
我々が行うのは、
『宝探し!』。
埋もれた『宝物』を発掘し、
磨き、宝石として
この世に送り出すのが仕事なのです。
つまり、狙い目は
BランクやCランク。
時にはDランクの商品。
その中から、
磨けば光る商品を探すってことなのです。
それを、
「Cランクだから」と言って
「やや難」だと思い込む。
違うのです。
そんな「やや難」に
いい状態でも埋もれてしまっている商品を
探すのが仕事なのです。
例えば、件のカメラのキタムラ。
ご存知のように全国展開しています。
2025年7月末現在で
合計918店舗もあります。
従業員数も6300名以上です。
そんな規模の会社で
全社員が同じように検品が出来、
同じ様に商品の状態ランクを付けられますか?
そりゃカメラ専門店ですから、
専門的な知識を持った方も多いでしょう。
でも全社員が・・・となると別。
ある一定ラインの基準はあったとしても
全ての社員が同じように出来るのは
かなり難しいことなのです。
となると熟練度合いの低い社員が
チェックした場合はどうなるのでしょう。
そんな大きな看板を背負っている会社です。
慎重に及び腰になるのではないでしょうか?
つまり、ちょっとしたキズでも
慎重になってランクを悪く付ける。
そんなことは容易に想像できませんか?
だって、そうでしょう?
誰も会社に迷惑かけたくないし、
店にも迷惑かけたくない。
そう考えれば慎重にならざるを得ないわけで、
ちょっとしたキズを取り上げながら
査定額も引き下げようとするわけです。
当然、ランク付けも厳しくなるのです。
そんな過剰に低いランクを付けられた商品を
埋もれた低いランクから救い出す。
そして磨き、
本来、その商品に合った状態ランクにして
各サイトに出品する。
日の目を当たる様にするのが
我々の仕事なのです。
それに買う側のお客様も
わかっています。
状態のいい商品であれば
お店から、
もしくはネットショップから
買った方がいいとわかっています。
それでも、
ヤフオク、メルカリを探しまくるのは、
「なんか、いいものが無いかな?」という
これもまた、宝探しのような感覚で
買い物を楽しんでいるのです。
しかも、お客様だって
中古の商品であることはわかっている。
新品じゃないから
どこかにキズがあったり、
人が使った形跡があるのはわかっています。
そんな中古の商品の中から
自分が欲しい商品を選ぶ時には、
「いいところ」を探しているのです。
あなたも、
中古の商品を買う時をイメージしてください。
「○○は悪いけど、△△はいいから、
これにしよう。」と
考えて買っていませんか?
だから、悪い所も伝えますが、
いいところを主にアピールするのです。
今日の話は、
このビジネスの根幹ともいえる話です。
我々のビジネスは状態に騙されず、
商品を見極め、
お宝商品を見つけ出す。
そして、日の目の当たる場所に
導いて上げる仕事。
そして、お客様は
そんな商品を宝探しの様に
探し求め見つけようとしている。
ここがわかっていないと
ビジネスは崩壊します。
私が良くいう、
「ビジネスモデルの理解」がココ。
最初から
AA,A,ABランクの商品は
あなたから買う必要はありません。
あなたより信用があり
有名なネットショップから買われるだけです。
それがお客様。
“商品”ではなく、“人の心理”を読む。
ここを間違えるとすべてが逆回転します。
まずはビジネスモデルを理解し、
自分自身、
インディジョーンズのような
トレジャーハンターになりましょう。
ということで、
今回は、ここまで
それでは、また!
【追伸】
ちなみに・・・
インディジョーンズは考古学者ですね。
↓LINEの友達追加はこちら↓
↓ やまとのメルマガ、こちらをクリック ↓
#カメラ転売 #カメラリセールビジネス #物販 #転売
この記事へのコメントはありません。