自分が社会人になった時、
ちょうど10ぐらい上の先輩方々は
カッコ良かった。
ゼロハリバートンのアタッシュケースに
NEWSWEEK。
ストレートチップの革靴で
ビシッとキメてた人が多かった。
そんな人と話をしたかった
社会人1年目。
諸先輩方々が集まる飲み屋を聞きつけて
恐る恐る扉を開けると、
ボックス席の奥から
「こっちへ来い!」と
手招きをされる。
そこからレクチャーが始まるのです。
グラスの酒は全部飲み干せ!
飲みの誘いは断るな!
乾杯をしても先輩の前には絶対に口を付けず
先輩の前に飲み終えろ。
食べ物も同様、
後輩は先に箸をつけるな。
ビール瓶のラベルは上向き、
そして先輩に見えるように置け。
先輩のグラスは
3分の2以下にはするな!
それでも先輩よりは飲め。
まぁ厳しかった。
そんな緊張感溢れる飲み会。
足音がしない
分厚い絨毯の飲み屋でした。
バブルが崩壊した頃の話です。
今は、同じことを言えば、
強要罪にあたるのか。
もしくは○○ハラと言われるのか。
そんな場所へ行く若者も少なくなったのか。
まぁ昔の平和な時代の話です。
こんなこと
嫌な人も多いのでしょうね。
でも、先輩に誘われるのは
自分も勉強になって嬉しかったのです。
人の入れ替わりはあっても、
集まる曜日も集まるメンバーもほぼ同じ、
だけど飲み屋はいつもレクチャーの場でした。
ただ一つ、
先輩方出される宿題もハードだった。
飲み屋へ行く時には
必ずビジネス本を一冊読破。
ある程度飲まされた後、
感想と
何を学んだのかを言わされた。
その内容が良ければ
高い酒が飲めて、
悪ければビールのみ。
それもその飲み屋に集まる面々の
伝統だったらしい。
それはそれで
楽しかった思い出なのです。
憧れもあったし、
なんとか認められたかった。
そんな諸先輩方々も
今は60代の後半でしょう。
もう何十年も連絡すら
取っていません。
ただ私にとって
先輩方々はいつまで経っても
こんなイメージ。
カッコ良く
スタイリッシュ。
話題も豊富で
憧れの存在。
それが今の60代の方々のはず。
はず、
はず、なのです。
でも、いかがでしょうか?
自分は年寄りだからと
甘えまくって
なんでも許されると勘違い。
挙句の果ては、
ネットビジネスを魔法があるかのように
思ってる。
AIは何でも出来ると思い込み、
誰が言ったのか
自分が出来ないことは
何でもAIツールがやってくれると思ってる。
○○が売れる。
△△が稼げると聞けば、
シッポを振りまくって近寄るだけ。
後は口をパクパク開けて
クレクレ星人MAX状態。
石頭のガッチガチで
マナーも礼儀も知らないまま。
やりもしないで
やったテイで話をする。
それも穴だらけでバレバレ。
少なくとも30代の若造が
呆れ返っていました。
全ての諸先輩方々が
そうじゃないことも知ってます。
だけど、
少なくともビジネスをするのだから
ビジネスモデルぐらいは理解しておきましょうよ。
ビジネスモデルとは?で
検索してもらってもいい。
少なくとも、
誰に、何を、どうやって、
価値を提供し、
どうやって利益を生み出すのか?
簡単に言えば
「収益の仕組み。」
これぐらいは
知っておかなければ
どんなビジネスを行っても
上手くは行きません。
良くあるのが
ツールの説明をしまくる方。
「結局、誰が買うの?」と聞くと、
「○○を見ている人が買う。」と
答えられます。
でも、
「それで売れていないから
悩んでいるのでしょ?」
「実際に売れていないんでしょ?」
と聞けば、
「それは・・・」から始まり、
自分がやっていないこと
そして考えていなかったこと、
知らないことを露呈する。
それで稼げる方は
ただの一人だっていやしません。
ホリエモンだって
ひろゆきだって無理です。
なぜなら人は自分が理解をしないまま
動くこと、活動し続けることは
出来ないのです。
そして臨機応変に対応出来ないから
継続も出来ないのです。
自分が理解していなければ
どんなビジネスでも上手くは行きません。
それは、やりながら
考えてもいいはずです。
でも、全く考えていない人は
上手く行かないのです。
それは「カメラ転売」だって同じです。
中古のカメラやレンズを売る。
それは扱う商品のことだけで
誰に、どうやっては
抜けているのです。
「利益の出る商品を売る。」
いえいえ、それは
出品しているだけで
売れなければ意味はありません。
そこを勘違いしないでください。
だから知っているだけで
差別化が出来るのです。
だって、多くの稼げない方々は、
知らないまま
奴隷の様にやっているだけ。
だから知るだけでも
次の行動が変わるのです。
50代、60代の方は、
憧れの存在です。
若人からも
尊敬される存在であって欲しい。
今回は、ここまで
それでは、また!
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